「パパなのに時短したきっかけは?」「何か特別な理由でもあったの?」
みなさん、こんにちは!最弱パパです(^^)
前回の投稿では育児時短の概要をまとめてお伝えしましたが、今回からは私最弱パパ自身の育児時短について体験したことをお話ししていこうかと思います。今回のお話は最弱パパの「育児時短のきっかけ」です。男性の育児時短に対して、冒頭のような疑問を持つパパママもおられるのではないでしょうか?そのようなパパママが今回のお話を読んでいただくことで、夫婦で働き方・家事育児のことについて話すきっかけになれば嬉しいです(^^)
妻からのクレーム
「わたしばっかり、もうしんどい。。。どうにかならないの?」
私が育児時短を考えるきっかけになったのは、ズバリ妻からのクレームでした。長女が8歳、次女が2歳のときです。
当時は私も妻もフルタイム勤務をしていましたが、妻は定時頃にはきっかり仕事を終わらせて上がってくれていましたが、私はダラダラと残業して帰宅は19時~20時頃となっていました。そのため、保育園と学童保育(小学生)の迎えは妻が行き、帰ってからの子供たちの片づけや準備、晩ご飯の支度、子供たちに晩ご飯を食べさせるのも妻がやってくれていました。その後私が帰宅し、洗い物や子供のお風呂などの家事を引き継いでいました。私としては、仕事終わって帰宅してできる範囲の家事育児をしているつもりだったので「仕事して家事育児もちゃんとやってる!イクメン!」という思いでした(^^; そんな中で言われたのが冒頭の妻からの言葉でした。イクメン気取りだった私は「なんで・・・??どうにかってこれ以上どうしたら?」という思いでした。
家事育児へのスタンス・責任感、そして妻の気持ち
イクメン気取りだった私にとって妻からのクレームはショックでしたが、話を聞いているうちに、私と妻の家事育児へのスタンス・責任感の違い、そして妻の気持ちに気付くことができなかったことを痛感しました。
妻は保育園・学童のお迎えがあるので、絶対に仕事を定時までには終わらせなければなりませんでした。また夕方のせわしない時間に、一人でお迎えから子供たちの世話から晩ご飯の支度までしなければならず、誰にも頼ることができない状況でプレッシャーに苛まれながら家事育児をしてくれていたのです。対して私は仕事だからと当たり前のように残業して帰って、帰ってからの比較的ゆったりした時間の中で「自分ができる範囲の」家事育児をしていました。ちなみに朝は朝で私は早出が当たり前になっていたので、保育園の送りも妻任せでした。
私のやってるつもり家事育児が妻を追い込んでいたことを、私は気づくことができていませんでした。妻は頭が良く、器用で何事もそつなくこなせるタイプだったので、「うちの最強ママなら大丈夫でしょ」「ママならこれくらいはしてくれるよね」と頼りっぱなしになっていました。その後「どうやったら妻の負担を減らせることができるか」「どうしたらお互い無理なく家が回るか」を考え、妻と話していくうちに出たキーワードが「時短」でした。
徐々に育児時短へ
私が育児時短を取るうえで、想定されるメリット・デメリットが出てきました。
メリット
- 私(最弱パパ)が保育園・学童のお迎えに行くことができる
- 夕方以降の家事を、これまでより早めに始めることができる
- 夕方以降の家事育児を分担、また臨機応変に夫婦で対応できる
- 私(最弱パパ)と子供たちとの平日の交流の時間が増える
デメリット
- 私(最弱パパ)の給料・ボーナスが減る
- 当時の職場で時短を取りにくい
- まして、男性の育児時短は前例がない
- 私(最弱パパ)のキャリアへの影響
主なメリットは、私が早く帰れるのでお迎え含め夕方以降の家事育児が分担できることでした。そうすることで妻の負担・プレッシャーが減り、私自身も「ちゃんとお迎えまでに仕事を終わらせなければ!」と責任感を持って仕事ができるのでは、となりました。また当時2歳の次女があまり私になついておらず、お迎えや早く帰ることで交流が増えて、なつくきっかけになるのでは!という期待もありました。
一方、大きなデメリットはやはり収入です。4~5万円は減るんじゃないかという想定でした。これに関しては、支出を見直したり、妻の土曜半日勤務(私は休み)を入れたりなどちょこちょこ工夫するか…となりました。また、そもそも私の当時の職場で育児時短、しかも働き盛りの男がとれるのか?というハードルがありました。
メリットデメリット色々考え話し合った結果、「一回、育児時短やってみよう!」となったのです。ただし、いきなり時短!となると取りにくいので、上司に相談して職場の雰囲気を見ながら、徐々に時短へとシフトしていくという方式を取りました。その辺りの話は次回詳しくお話していこうかと思っています。
ちなみにキャリアへの影響については、私はほぼ気になりませんでした。確かに多少なりとも積み上げてきたキャリアはありましたが、「家庭円満」「子供たちとの交流」を考えると、育児時短の選択をしていくことに迷いはありませんでした。まぁ上司からもキャリアへの影響について何か言及されたわけではありませんが。
伝えたいこと
- 家事育児の物理的・精神的負担はママに偏りがち!パパが気付かないうちにママを追い込んでいるかも…
- 自称イクメンは偽イクメン!ママに(お世辞なしで)評価されて真のイクメンとなる!
- デメリットもあるが、妻や子供のことを考えると、パパでも育児時短という選択肢はありかも!
自分の体験から、同世代やこれからの子育て世代に伝えたいことはこんな感じです。ネットでもリアル社会でもイクメンアピールのパパはまぁ多いですね~(私もそうかもしれませんが(^^;) 現代のパパも頑張ってるとは思うのですが、自分のやってる家事育児がママに評価され、家庭内の分担がうまくいって初めてイクメン認定されるものだと思います。自分が家事育児を十分やってると思い込むほど、ママの負担に気付く機会を失い、家庭内がギクシャク…という可能性もあります。家事育児の分担はパパの気付きと夫婦でよく話し合うことが重要だと思いますが、パパの育児時短がひとつの選択肢になるのでは…と思います。
今回は最弱パパの育児時短のきっかけのお話でしたが、次回は職場でどのように育児時短を取っていったかをお話したいと思います。
最後までお付き合いありがとうございました。次回もお楽しみください!