みなさん、こんにちは!最弱パパです(^^)
「実際、男で育児時短とれるもんなの?」「職場で反対されなかったの?」「取りたいと思っているけど、職場で切り出す勇気がない」
男の育児時短について、関心はあってもこんな風に思っておられる方もいらっしゃるのではないでしょうか。前回の投稿では家庭内で「育児時短をとる!」と決めたきっかけをお話しましたが、今回は元々フルタイム勤務していた最弱パパが、実際に職場でどのように育児時短を実現していったかをお話しします。子供が小さく働き方に悩んでいる子育て世代や、出産を控えているなど今から子育てに入っていく若い世代のパパママの働き方のヒントになったらなぁ~という思いで執筆しています。
どやって時短したか
前回の投稿でもお話しましたが、いきなり時短は取らず、ゆるい制限を付けながら半年程かけて徐々に時短に移行していきました。
ここからは、なぜそうなったか、どんな感じで進めていったかを、具体的にお話していきます。
会社の制度の確認
まずは会社の勤務制度について、同僚に聞いたり総務に問い合わせたりして調べました。
自分がどれだけ時短したいと思っていても、妻がどれだけ時短を取ってほしいと言っていても、会社の制度に自分の条件が合致しないと時短勤務はできません。
前々回の投稿でもお話していましたが、私の会社の場合、「子供が小学生に入るまでは育児時短勤務ができる」という独自制度があることがわかりました。ちなみに、法律では3歳未満の子供を持つ親にしか育児時短が認められていません。当時私の次女は3歳でしたが、この独自制度のおかげで育児時短への道が開かれることになったのです。
職場の状況を分析
次に当時の職場の状況を整理し、今時短勤務したらどうなるか、現実的にできるのか、どうしたらできるか、ということをイメージしました。
当時私はフルタイム勤務しており、残業も早出残業もしていました。そのときの職場は私を含めいっぱいっぱいで仕事をして、何とか回っているような感じでした。そんな状況でもし私が急に「来週から育児時短を取ります!」と言ったとしても、おそらく人員補充はされず、職場の同僚たちに急に私の分の負担が上乗せされることになるでしょう。また同世代のママたちは育児時短をとっていましたが、子育てパパが育児時短と取った前例も風潮もありませんでした。このご時世なので体裁上は反対されないでしょうが、職場の同僚たちも「なんで俺たちばっかり」と理解のないまま残業して仕事のフォローをしてもらうことになり、育児時短として継続的に働きにくくなることは明白でした。
徐々に移行へ
そこで思いついたのが「徐々に時短に移行する」というやり方でした。
いきなり時短は取らず、最初は「定時退社」「早出の制限」など比較的ゆるい制限をつけてもらって、様子を見ながら時短取得のタイミングを伺うという感じです。この方法なら、変な話ですが、自分の家庭の状況をアピールしていけるし、穏やかに職場の理解を得ていけるかな~と思ったのです。
そうして私は上司に相談し、「徐々に移行する」方法で育児時短を取りたいと伝えました。上司は「オッケーなんだけど、今すぐ取らなくて良いの?」と言ってくれました。しかし、「上司は理解のある人でも、職場全体から理解を得られないと働きにくくなるはず」と感じていたので、やはり徐々に移行していく方法で行くことにしました。
心がけたこと
こうやって時短を目指していく中で、私が心がけていたことが主に二つありました。
- 帰るときやに休むときは、申し訳なさそうにする。
- 最大限、効率を意識して仕事をする
子供の迎えの時間や急な熱など、それまでは妻任せにしていたケースでも、どんなに業務多忙でも自分が対応していかないといけません。しかし、そうやって帰ったり休んだりするときでも、なるべく申し訳なさそうにすることは心がけていました。
昨今「子持ちさま」問題が話題になっていますが、急な休みや早退を「子供のことだからと当然」というような態度をしていれば、フォローする側は良い気はしないでしょう。子育て経験のある人たちからは理解を得られても、若い子や独身の人たちはそこまでイメージできず、理不尽に仕事を押し付けられているという気持ちになるはずです。なので、必要以上に頭を下げまくって帰ったり、復帰後もフォローしてくれた人にはきちんとお礼を言うようにしていました。
また、仕事量はあまり変わらず勤務時間が短くなっていくので、無駄な作業や時間を徹底的に排除して、最大限効率化に努めました。隙間時間を活用して調べものしたり、チェック作業を他の人に頼んだり、またふられてきたきた仕事は「自分が今するべきか」というのをシビアにジャッジして、とにかく時間内に仕事を終わらせることを至上命題として頑張りました。ただし、余裕のあるときはなるべく他の人のフォローをしたり、仕事をふったり逆に断ったりするときは言葉を選んで慎重に声掛けするなど、効率化と人間関係のバランスにも特に気を使いました。
こうやって育児時短を目指していく中で、要は「助けてもらえるキャラ」と「時短で帰れるスキル」を磨いていったのです。移行当初は、どちらも要素も未熟だったので、職場の人から軽く反発を食らったり、結局少し残業してしまったりということもありました。しかし、上記の要素を毎日毎日心がけていくことで、徐々に職場の人たちの受け止め方も自分自身も変わっていきました。そして、半年ほど経った頃、時短キャラが十分に職場に浸透したと判断し、晴れて育児時短を申請し取得したのです。
伝えたいこと
- まずは制度の確認!
- 職場の雰囲気の分析は重要
- 職場によっては唐突な時短はキツいかも。徐々に移行していくとう手はあり。
- 「助けてもらえるキャラ」と「時短で帰れるスキル」を磨いていくべし!
職場での育児時短取得について、私が伝えたいことのまとめはこんな感じです。とにかくまずは会社の制度の確認をしてください。その上で職場の雰囲気をよく分析し、育児時短を取りやすい方法を考えていきましょう。その一つの選択肢として、私がしたように「徐々に移行していく」という手はありだと思います。また、場合によっては上司や人事に相談して「職場を変えてもらう」などの方法もあります。いずれの場合でも、「時短で帰れてラッキー♪」と気を抜いていては、時短勤務は維持できません。今まで以上にコミュニケーションや効率化を心がけ、「助けてもらえるキャラ」を確立し、「時短で帰れるスキル」を磨いていってください。そうすることで、スムーズに育児時短生活が送れることになり、結果的に家庭との両立にも役立っていきます!
今回は職場でどのように育児時短を取っていったかのお話でしたが、次回はそんな最弱パパの育児時短一日ルーティンを紹介したいと思います。
最後までお付き合いありがとうございました。次回もお楽しみください!